金沢市立四十万(しじま)小学校の5年生84名が、地域の自然を学ぶ「総合的な学習の時間」で、初めての竹灯ろうづくりに挑戦しました。
この授業は今年で3回目。児童らは年度初めに学校近くの里山を見学し、手入れが行き届かなくなっている竹林の現状を学び、竹の有効活用や管理方法について考えてきました。昨年の児童は、能登半島地震の被災者支援として青竹踏みを制作し仮設住宅に贈りました。それを受けて今年は、能登の鎮魂と復興、世界平和を願う「金沢?竹灯ろうまつり」に合わせ、地域の竹を活かした灯りのアートに挑戦。NPO法人みんなの畑の会の稲舩弘明さんらや、本学大学院生の竹中敬雄さんの協力を得て、緑地環境学研究室の上野裕介准教授が指導しました。児童たちはドリルで竹に穴を開け、思い思いの模様を描き、カラフルな竹灯ろうを完成。「もっと作りたい!」という声と笑顔があふれ、教室は活気に包まれました。
地域と学校、大学が力を合わせ、里山の恵みを活かす学びを通じて、未来の地域人材の育成を目指します。



